安全問題は、いつの時代でも身の回りで常に存在し、発生しています。最近でも、大阪における地震等の自然災害問題、新幹線の台車亀裂や小学校のブロック塀倒壊等のものづくり安全の問題、相手は誰でもよかったと称する新幹線列車内などでの無差別殺傷事件等の防犯問題、大手企業のデータ改ざん等の法令違反やコンプライアンス問題、増加しつつある大手製造業における労働死亡災害問題、IoT時代におけるインターネット経由でのセキュリティ問題等々、実に幅の広いものがあります。自然科学に基づく安全技術だけでも、社会科学に基づく基準・規制・組織体制だけでも、また、人文科学に基づく人間の力量や注意力だけでも対応することは困難です。安全は、学問領域を超えて、全体で総括的に、統一的に、協調して実現する必要があり、まさしく、安全学の視点が不可欠の時代に入りました。
安全学の教育カリキュラムを確立して、我が国の小、中、高等学校はもちろんのこと、大学でも安全学の教育を実施してもらい、安全学の思想や考え方を普及させることによって、我が国の安全文化の醸成に貢献すること、それが本研究会の本来の目的の一つになっています。本研究会はこの本来の目的を忘れずに、常に根本に戻って議論を重ね、安全学教育の確立・普及という将来に残る仕事を実施する使命があると考えます。

会長 向殿政男(2018年8月記す)

日本安全学教育研究会活動概要

本会は、研究会会則に則って以下の活動を行います。

  1. 大学等に於いて年1回以上の公開講座を主催する。
  2. Webページによって、安全学の情報発信を行う。
  3. 年1度会誌を発行する。
  4. 大学等に講師派遣を行う。
  5. 年1回研究会を開催する。
  6. その他、本会が必要と認めた活動を行う。

公開講座

本研究会は、全国各地の大学の地域交流センター等に於いて年1回以上の公開講座を主催します。この公開講座を通じて、安全の啓発と安全文化の育成に寄与・貢献したいと考えています。開催場所や日程が決まりましたら、Webページでご案内いたしますので、奮ってご聴講ください。

Webページ

本研究会は、Webページを使って最新の安全学の情報発信を行います。多くの分野の、それぞれ特有のハザードに対する安全対策を知ることができますのでご覧下さい。

会誌発行

本研究会では、毎年開催の研究会での発表内容や特別講演等の内容を研究会会誌にして発行します。購入希望者は研究会事務局にe-メールにてお申し込み下さい。

講師派遣

本研究会では、大学等から安全学教育を求められた場合、会員を講師として派遣します。

研究会の開催

本研究会では、毎年1回研究会を開催します。研究会では、会員の研究成果、教育活動実績などの発表と討論、また親睦と意見交換が行われます。

その他の活動

本研究会では、出張講座、遠隔講座、e-ランニング、またフォーラムやセミナーを、今後企画していきたいと思っております。ご希望の内容がございましたらe-メールにてご連絡下さい。