特集 発電技術の最前線
Categoriesその他
原子力発電とこれを支える安全技術 木村 逸郎
2009/08/26
わが国では53基の軽水型発電炉が稼動して電力の約3割を生産している。原子炉には本質的に危険性があるためにいろいろな安全対策が講じられている。ここではまず安全設計の基本的な考え方と重要な原則について述べ,次いで耐震設計の概要を示す。第2に安全運転に関連し た基本的な考え方と重要な事柄について述べ,次に周辺環境の放射能と放射線の監視及び原子力防災ならびに原子炉の高経年化対策への取り組みと課題を示す。最後に安全研究に関し,筆者の研究所(INSS)で進めている世界の原子力発電所の不具合情報分析及び高経年化対策研究の結果の例を紹介する。・・・
キーワード:原子力発電,軽水型発電炉,安全対策,多重防護,耐震設計,高経年化対策
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出典
発行者「社団法人大阪工研協会」
雑誌名「科学と工業」第83巻・7月号